オルカンに中国入っているけどリスクある?
中国って今後も伸びていくの?
こんな悩みの方に読んで欲しい記事です。
オルカンは、
投資のファイナルアンサーと言われてます。
新NISAでも超人気ですよね!
ぜひこちらもみてください
事実として、
Fund of The Yearで常にNo.1
2021年:1位
2020年:1位
2019年:1位
*オルカンは2018年10月に設定
でも、
わかってはいるんだけど、
長期投資で本当に信じていいのか怖い…
ってことで、
私がいろんな観点でオルカンを分析しています。
今回は、
新興国の中国のリスクは大丈夫なの?
チャイナリスクって言葉もありますので。
このブログでわかることは以下2つ
・ 中国は今後伸びていくか?
ちなみに
投資の一番の鉄則は
早く始めること、長く続けることです。
このブログを読んで
悩みを晴らして投資を基礎を固めていただけると嬉しいです。
今回のもくじはこちら
・ オルカンの中国比率
・ 中国比率の推移
・ 中国比率は今後増える?
・ 有事の際の中国リスクは?
・ 中国の人口推移
・ 中国の人口ピラミッド
・ 中国のGDPの推移
・ 中国の本当のGDPは?
・ 中国の代表指数のチャート
一緒に学んで行動していきましょう!!
改めましてこんにちは!
たいか(X:Taica)です。
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私自身は、
2000万円以上投資で運用しています。
結果だけ知りたい方は
最後のまとめにどうぞ☺
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新NISAで投資するなら、
すごくお役に立てる記事たちです。
ぜひ見てください!!
前提:オルカンに投資するための基礎知識
オルカン中国リスクをお話する前に、
オルカンに投資するための基礎知識です。
今回の記事だけでも
理解できるようにまとめたものの、
以下の記事たちを読むと理解が深まります。
『オルカンが優れている理由3選』
オルカン vs S&P500
どちらに投資するか悩む人にオススメが、
両方に投資することです。
『オルカンとS&P500 両方投資をオススメする理由3選』
『楽天オルカンが最安値。それでもeMAXIS Slimをオススメする理由』
本題:オルカンでの中国リスクは?
中国はリスクが大きくビジネスの世界では、
『チャイナショック』
『チャイナチャンス』
などと呼ばれていますね。
でも、
オルカンに投資するからには、
そんなリスクを背負いたくないですよね…
ってことで、
中国の影響を検証していきましょう。
解説するのはこちらの4つです。
② 中国の比率の推移
③ 中国の比率が低い理由
④ オルカンの組み入れのルール
⑤ オルカンのトータルリターン
1. オルカンの中での中国の比率
オルカンは全世界に投資できる、
インデックスファンドです。
全世界の時価総額上位85%に投資!
でも全世界と言いながら、
アメリカ比率が60%なのが注意点、
(時価総額加重型の指数だから)
中国も、
GDP世界第二位を経済大国になりましたが、
まだまだ比率は少ないです。
比率はこのような感じです。
日本 :5.5%
中国 :3.6%
インド :1.5%
中国の比率は思ったより低いんだ!
でも
これから比率が上がってくる?
ってことで、
中国の比率の推移も見ていきましょう
2. オルカンにおける中国比率の推移
勘違いされるケースが、
オルカンはアメリカ比率が多いからダメだ。
今の時代がアメリカ最強なだけです。
逆に中国やインドが発展すれば、
それらの国の比率が増えていきます。
ってことで、
具体的に見ていきましょう!
オルカン連動指数は2009年に設定、
その時からの変化をまとめました。
構成比率 | 2009年 | 2019年 | 2023年 |
---|---|---|---|
アメリカ | 41.7% | 55.0% | 62.0% |
日本 | 9.9% | 7.2% | 5.4% |
イギリス | 8.8% | 5.2% | 3.7% |
中国 | 1.8% | 3.9% | 3.5% |
カナダ | 4.2% | 3.0% | 3.1% |
フランス | 4.0% | 3.4% | 2.7% |
インド | 0.9% | 1.3% | 1.7% |
台湾 | 1.3% | 1.3% | 1.5% |
その他(先進国) | 19.9% | 14.4% | 13.1% |
その他(新興国) | 7.3% | 5.0% | 4.3% |
2009年:1.8%
2017年:3.2%
2019年:3.9%
2023年:3.5%
増加していくと思いきや、
2019年をピークに減っています。
これは意外!!!
何があった???
このあたりは、
後で詳しく解説していきますね。
3. GDP第2位の中国の比率が低い理由
中国の比率って
経済成長の割りに低くない?
オルカンの国別比率は
時価総額加重平均とのことで、
GDPが高い中国はもっと比率が上がるはず。
でもそうではない理由が明確にありました。
『浮動株調整後 時価総額加重平均』
浮動株?
浮動株とは
実際に市場で誰でも取引しうる株式のこと。
政府が保有したり企業が自社保有すると
頻繁には市場には流れないので固定株と言われます。
中国は金融規制があったり、
外国人投資家が取引できない場合があり、
オルカンの中の比率が少ないとわかりました。
データをもとに今から説明しますね。
そもそもGDP第2位の中国では、
時価総額も世界第2位なのか?
ってことでこちらも調査。
世界の時価総額における中国の比率
時価総額の比率をまとめています。
(2023年11月末時点)
中国における時価総額の比率は13.5%
文字通りに世界第2位の実力です。
一方で
オルカンに占める中国比率は3.6%です。
約3.75倍も小さく見積もられていますね。
この違いを調査すると
純粋な時価総額の比率ではなかったです。
ちなみに日本は
時価総額とオルカン比率はほぼ同じ。
MSCIの指数での中国の組み入れ方
オルカンが連動するMSCI-ACWI指数では
・インデックス組み入れ係数(IIF)
これらの係数が掛け合わして調整しています。
中国の株式市場はたくさんあるものの、
一部の市場では海外投資家は取引できません。
それに伴い外国人投資家係数が下がります。
中国市場はややこしく、
例えば上海証券取引所の中でも、
A株市場とB株市場があります。
日本市場でいう東京証券取引所の中でも、
プライム市場、スタンダード市場のイメージ。
A株市場の一部は中国内のみ取引。
B株市場は全面開放されてます。
外国人投資家は
中国全てに投資できない…
世界の投資家が中国市場へ障壁が高いのが理由。
インデックス組み入れ係数はたった5%。
韓国や台湾も今は係数は100%だけど、
初めは50%スタートで6~8年かけて、
信頼を勝ち取って100%を達成しています。
中国のインデックス組み入れ係数5%は
低すぎるという意見もありますね。
ということで
なぜオルカンにおける中国の比率が低いか、
その理由は…
でした。
4. オルカン vs オルカン(除く中国)のトータルリターン
オルカンの中の中国の影響ってどうなの?
ってことで、
中国は足手まといなのか?
中国の恩恵はあるのか?
中国あり/なしでのトータルリターンを確認!
ちなみに、
オルカンに連動するインデックス指数は、
MSCI-ACWIです。
MSCI社が公表するACWIって指数です。
詳細な指数はこちらより:クリック
MSCI:モルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル
ACWI:オール・カントリー・ワールド・インデックス
この中国を除いたインデックス指数もあり、
その名もMSCI-ACWI ex Chinaです。
詳細指数はこちらより:クリック
では本題のチャートを見てみましょう!
オルカン(除く中国)のチャート
上のチャートは08年12月から2023年12月です。
青がオルカン(除く中国), 緑がオルカンです。
悲しいことに、
中国を除く方がリターンはよくなります。
とはいえ、
オルカンの中でも中国比率は3~4%だけ。
オルカン様が中国比率を下げてくれるから、
大きなダメージはなさそうですね。
自動リバランス機能
最強すぎます!!!
5. 有事の際は中国リスクは除かれる|オルカンの組み換え
ここ最近は、
世界の情勢が穏やかではありません。
・2022年|ロシア-ウクライナ戦争
・2023年|イスラエル・パレスチナ問題
・2024年|・・・・・・
…
今年も何かありそうな…
ちょっと中国の動き気になる…
こんな中で動きだす可能性があるのが
中国-台湾の関係です。
中国も台湾も経済的に大きな被害を受けます。
その場合は、
オルカン様の対応はどうなるでしょうか?
ってことで、
過去の事例も確認しましょう!
オルカンの迅速な組み換え|ロシアの除外
2022年のロシア・ウクライナ戦争
この時のオルカンの動きがわかりやすいです。
ロシアのウクライナ侵攻によって、
ロシアは大きな経済制裁を受けてました。
驚きの-99.3%の紙クズになりました。
オルカンが連動する指数であるMSCI-ACWI。
頼もしいスピード!!
この事例を踏まえると、
中国に何かあった場合でも、
オルカン様が自動リバランスされるはず。
ドンと構えて、
コツコツと投資を続けよう!
中国の状況を分析
今まではオルカンの中国リスクを見てきました。
いったん状況をまとめました。
GDPや時価総額が世界第2位の中国。
その一方でオルカン比率は日本より低い。
これはオルカン連動指数のMSCI-ACWIが
海外投資家が自由取引できるか判断するから。
さらに
2019年から2023年のオルカン比率では
中国の比率が低下しているとわかっています。
大きなリスクとして
何かしら紛争があった場合でも
オルカンは即中国を除く処置はとるはずです。
ということで、
次からは中国は今後どうなっていくのか?
国としての全体像を解説していきます!
① 中国の人口の推移
② 中国の人口ピラミッド
③ 中国のGDPの推移
④ 本当のGDPの見極め方
⑤ 中国の代表株価チャート
これらを見ていきましょう!
1. 中国の人口推移
人口は経済の発展と大きく繋がってます。
需要と消費が増大、
既存市場の増大し、
新規市場も生まれます。
さらに
人口はいきなり減ったり増えたりしないので、
長い将来を予想するのに分析されます。
ってことで
中国の人口推移を見ていきましょう!
中国の人口推移見るとビビりますね…
2020年-2025年をピークに右肩下がりです。
2100年には7.7億人です。
減少率が多すぎるのが気になる…
日本も人口減少する代表的な国です。
日本とも比較してみましょう!
2020年:1.3億人
2100年:0.7億人
日本も約半分に減っててヤバイですね…
どちらも減ってますが、
中国の方が減りスピードが速そう。
次から定量的に人口減少率を見ていきましょう!
ちなみに…
アメリかは2100年まで人口増え続けます。
2. 中国の人口減少率
上のデータは、
各10年間の人口減少率の推移です。
値が高いほど、
大きく減っていることを示しています。
比較のために、
中国と日本のデータを並べました。
グラフで見ると、
一目瞭然!!!
日本は毎年5~7%減少
その一方で、
中国は減少率も増加。
加速度的に減少しちゃってます…
2050年で減少率が、
中国-日本で逆転しますね。
思ったより
中国さん深刻じゃない?
少子高齢化社会になっているのか?
人口ピラミッドも見てみましょう!
3. 中国の人口ピラミッド
年少人口や生産年齢人口が多ければ
経済発展はしやすいと言われています。
ということで
中国と日本を比較してみましょう!
時代も比較するために
左2023年、右2100年で並べています。
中国の推移がビックリしますね…
老年人口が2100年には約3倍にも。
中国:老年41%, 生産49%, 年少10%
日本:老年39%, 生産50%, 年少11%
2100年で日本と中国を比べると
ほとんど一緒の人口ピラミッドです。
完全に少子高齢化…
中国の抱えるリスク
日本も中国も少子高齢化社会です。
でも中国の方が圧倒的にリスクが高いです。
その理由は、
人口減少が日本の2倍以上の速さだから。
日本もその他先進国も
じわりとじわりと人口減少する中で
少子高齢化社会への体制を試行錯誤している段階。
中国は試行錯誤する時間も多くはないことが予想されます。
将来の期待値を踏まえているかもしれませんね。
ちなみに
アメリかやインド、日本の状況は、
こちらでも詳しくまとめています。
『実は人気!オルカンの除く日本』
4. GDPの推移
最後にGDPの推移を見ましょう!
中国は2000代から大きく飛躍し、
2010年代に日本を抜いてGDP第2位。
2021~2023年は大きく失速。
アメリかに大きく差をつけられました。
日本もGDPが増えないので、
それと同じ状況か。
ちなみに
中国のGDPは誇張されている噂もあります。
夜景で見る中国の本当のGDP
社會部部長が興味深い論文をまとめていたので共有します。
独裁国家の公表されているGDPは
実態のGDPとは違う可能性があります。
社會部部長が共有する論文では
GDP成長率は全体的に2%高いとのこと。
(それでも成長していることは事実。)
アメリカを抜く勢いではなくなります。
ちなみにこちらの記事では
本当のGDPは公表された数字の6割とも。
引用:2023年4月20日|President Online
その理由は、
データが正しいのか判断する第三機関がないから
実際に水増しが認められていますね
引用:日経経済新聞 2017年1月17日より
中国・遼寧省|統計水増し認める 11~14年
でも実態の数字をどうやって算出するのか。
これが非常に難しいところです。
打開策としては
夜景の光量から算出が考えられてます。
民主国家は、夜景の光とGDPはほぼ一致。
一方で独裁国家は誇張されたGDPでした。
実態GDPは増加率を2%は低いと論文発表です。
下の画像のように、
Google Earthで夜景を確認できます。
これ…逆に怖いかも…
ちなみに人口衛星の6割が米国。
世界の空を握ってますね。
ちなみに日本さん…
1990年代から変わってない…
中国市場の株価チャート| 上海総合指数, 香港ハンセン指数, 深セン総合指数
最後に
中国市場の代表指数のチャートを見ましょう!
今回は大きな市場の3つ
・ 深セン総合指数
・ 香港ハンセン指数
を確認しました。
下のチャートは2023年の年初来チャートです。
。。。
非常に悲しいです…
深セン総合指数:-14.6%
香港ハンセン指数:-22.7%
ちなみにアメリカと日本の成績だと
日経平均株価:+29%
2023年は
中国は悪いニュースがたくさんでましたね。
そのあたりもザックリ後で解説します。
2010年からのチャートも見て、
長期トレンドも確認しましょう!
深セン総合指数:+47%
香港ハンセン指数:-27%
超長期チャートも
右肩上がりってわけではなさそう。
GDPは右肩上がりだけど、
株価は増えないもんなんですね…
ちなみに
深セン総合指数だけはプラスの成績。
セクターの違いも確認してみました。
上海総合指数 vs 深セン総合指数|セクターの違い
金融などのインフラ運営企業が多く、
大企業が中心です。
情報通信、資本財のような
IT産業などベンチャー企業も多いです。
イメージNASDAQみたい。
中国も2010年から
IT産業が飛躍したことがわかりますね。
一方で
2021年からはずっと下落。
深セン総合指数でも厳しい状況。
中国経済の雲行きが怪しいですね。
大手の恒大集団や碧桂園と莫大な債務があるようです。
状況としては
インドと同じく伸び続けていると思いきや
正直、今も未来も厳しそうということが見えてきました。
一時はアメリカの覇権を奪うなんてニュースが、
毎日飛び交ってましたが今では消えてしまいました。
実は上手く進んでいるなんてことも多々あります。
アメリカにも暗黒時代があった|2000年代
とはいえ、
中国も将来はどうなるかは誰も予想できません。
例えば、
アメリカも2000年代は苦しい時期でした。
以下S&P500の2000年代のチャートです。
アメリカなんてオワコンと思っているでしょう。
アメリカの2000年代だっただけということもありえます。
今後も中国の動向をチェックして、
オルカンへの影響度を検証していきます。
ぜひご覧ください☺
オルカンに中国が入っているけど
それってどうなの?リスクは?
『チャイナショック』と呼ばれたり、
『チャイナチャンス』と呼ばれたり、
と期待と落胆のリスクが大きいです。
人口やGDP、株価指数を調べると、
中国全体は魅力的ではありません。
個別で見ると輝くものはあると思うものの、
それならアメリカかインドがいいかなと。
オルカンへの中国リスクは問題ありません。
『オルカンが自動リバランスするから』
投資の透明性の観点でオルカン比率は低いです。
オルカンの中国比率も実際下がっています。
皆さんがやるべきことは
悩まずにドンとメンタル構えて投資をすること。
投資するための資金稼ぐに全パワー注ぐことです。
全世界に分散投資していきましょう!
投資の負けとは退場すること。
一緒に長く投資を続けていきましょう🔥
最後まで読んでいただき
ありがとうございました!!
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