高配当株投資する人が増えてきました。
① 高配当株の調子がいい
② SNSで発信する人が増えた
③ 新しい指数が増えた
などが考えられます。
・ 何もせずともお金が入ってくる
・ 収入のめどがわかる(成長株より)
・ 値動きがおとなしい(成長株より)
といったメリットがあります。
高配当株投資は
長期的に安定した銘柄を探すのが
非常に難しいのがデメリットです。
2023年6月に公表された新しい指数
『日経連続増配当指数』
について徹底解説します。
2023年11月22日より
投資信託も誕生しました!
1つでもお役に立てらたら嬉しいです。
改めましてこんにちは!
たいか(Twitter:Taica)です。
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こちらにまとめてます👇
結果だけ知りたい方は
最後のまとめにどうぞ☺
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こちらのオススメ記事も
お役に立てると思うのでぜひ見てほしいです👇
日本の高配当株探し:日経連続増配当指数
私は約2000万円を株式投資しており
700万円ほどが日本高配当株です。
具体的な
配当利回りはこちらにまとめてます👇
次にどこに投資しとうかな?
って状況ですが
高配当株投資で難しいのは
『長期的』に『安定して』配当いただける企業探しです。
以前のブログ記事では
『NF・日経平均高配当50ETF』を徹底分析しました。
INPEXや三菱UFJなど
買いたい企業も見つかりました💡
ただ…日経平均高配当50ETFは
景気敏感株が多く投資する企業も少なかったです。
さらなる企業選びとして
注目した判断基準が
『日経連続増配当指数』です。
何それ!?
と思われるので
どういう指数か解説しますね。
日経連続増配当指数の概要
日経連続増配当指数を詳しく知りたい人は
こちらのURLを参照ください。
対象銘柄:国内証券取引所に上場する銘柄
基準日:2010/6/30を10,000ポイント
ウェート:時価総額ウエート
ルール:10年以上連続して増配する企業70銘柄を対象に算出
日経連続増配当指数は
2023年6月23日に公表された指数です。
この指数の投資信託はまだないものの
開発は進んでいるかもしれませんね。
企業体制や配当政策も万全と期待!
日経連続増配指数の株価比較 (対日経平均)
紺色が日経連続増配指数
薄い水色が日経平均株価です。
パフォーマンスは
日経平均と同等で悪くはないです。
2010年~現在は株価の調子がいいので
この先どうなるかは不明ではありますね。
日経連続増配指数のパフォーマンス比較 (対日経平均)
パフォーマンス | 日経連続増配当指数 | 日経平均 |
---|---|---|
配当利回り | 2.1% | 1.9% |
PER | 16.6 | 19.4 |
PBR | 1.6 | 1.8 |
ROE | 9.9% | 9.0% |
年率累積リターン | 7.5% | 7.9% |
日経平均との比較は上👆の表の通りです。
正直利回りは低いです。
将来の利回りは増えていくはずですね。
今高配当株でなくてもいいの?
高配当株の考え方として
YOC(Yield on Cost)があります。
イメージは将来の配当利回りです。
YOC:配当利回り ÷ 投資金額です。
増配するのがポイント!
増配すれば将来は5%も10%も化けますね。
YOCの詳細や具体的な銘柄紹介はこちらです👇
日経連続増配指数のセクター比率
それでは、
構成銘柄のセクターごとにおける
ウェート比率や銘柄数を確認していきましょう!
商社:17.1%
化学:14.4%
小売業:13.3%
通信業:13.1%
サービス業:9.6%
ある程度セクター比率は分散されていますね💡
少し意外だったのが
銀行株が入っていないことです。
3大メガバンクの配当推移を見ると
『連続増配』ではないんですね。
もちろん
減配もなく長期的に増配しているので
『累進配当』の観点で探してもいいですね。
日経連続増配指数のセクター企業数
セクターに含まれる企業数はこちら👆
サービス業が一番多いですね。
一方で
時価総額ウェートなので
比率だと小さくなるということがわかります。
それでは
具体的にどんな銘柄が入っているのか
次の章で徹底解説いたします。
日経連続増配当指数のトップ10銘柄を徹底解説
日経連続増配の
上位の構成銘柄はこちらになります👇
銘柄名 | 業種 | コード | 比率 |
---|---|---|---|
豊田通商 | 商社 | 8015 | 6.57% |
花王 | 化学 | 4452 | 5.22% |
PPIH | 小売業 | 7532 | 5.20% |
日本電信電話 | 通信 | 9432 | 5.12% |
大和ハウス工業 | 建設 | 1925 | 5.06% |
KDDI | 通信 | 9433 | 4.89% |
アサヒグループHG | 食品 | 2502 | 4.74% |
富士フィルムHG | 化学 | 4901 | 4.65% |
ユニ・チャーム | 商社 | 8113 | 4.57% |
ニトリ | 小売業 | 9843 | 4.51% |
トップ10の銘柄で
指数の50%を占めています。
さっそく
これらトップ10を分析してみましょう!
分析するにあたり、
長期的に安定した配当をいただくために
判断指標をこちらのように設定しています。
◆ 利回り3%~6%
◆ 直近5年増配 or 維持(特に業績悪化時)
◆ 配当性向は30~50%
◆ 配当政策が明確か
◆ EPSが5年間で上昇 or 維持
◆ 自己資本比率50%以上
◆ 今の利回りが過去より高いか(買う時)
1.豊田通商
では上位銘柄トップ1の
豊田通商から解説!
豊田通商は
トヨタグループ唯一の商社で
アフリカ地域に強みがあります。
日本の商社の中では
5大商社の次に時価総額が大きいです。
PER :8.3倍
ROE :13.5%
自己資本比率:30.8%
配当利回り :2.7%
配当性向 :25.0%
ROEは10%以上で利益効率もいいですね。
気になる配当金推移も見ていきましょう。
キレイな右肩上がりでキレイですね。
2010年から13期連続増配が続いており
2024年3月期も増配が予想されています。
① 配当性向はまだ充分低いか。
② 配当政策は明確であるか。
③ 業績悪い時に減配しないか。
④ EPSや利益は右肩上がりか。
①の配当性向は、
現状25%でありまだまだ余力はありそうです。
②の配当政策はこちらの通りです。
当社の配当方針については、連結配当性向25%以上を基本方針とし、
安定的な配当の継続並びに1株当たりの配当の増額に努めていくこととしております。
配当政策はわかりやすいですね💡
これらを明言する企業は少ないので
頼りになりますね。
③と④はEPSの推移を確認しましょう。
EPSとは一株あたりの利益です。
EPSは非常に重要な指標であり、
EPSが伸びない企業は配当を賄う利益がなくなる可能性があります。
③の業績悪い時に減配するかという観点では
2016年3月期が赤字に対して
前期から6円アップと増配いただいてます。
④のEPSが右肩上がりかという観点では
徐々に伸びていくのがデータがわかりますね。
①~④を見ると
魅力的な企業だなと感じます。
今が買い時であるのかを
配当利回りと株価を確認しましょう。
2023年は
日本高配当株が人気であり
配当利回りは少し悪い状況ですね。
5年間の平均利回りは3.1%で
2023年10月では2.7%です。
増配は期待できるので
平均利回りになったら投資したいです。
6900円あたりがいいかと思います。
連続増配 :13年
配当性向 :25%と余力あり
減配リスク:少 (増額の記載あり)
EPSの上昇:5年以上で右肩上がり
配当利回り:現在2.7% (平均3.1%)
5大商社はこちらでも
分析しているのでぜひ確認ください。
2. 花王
日経連続増配当の上位銘柄
トップ2は花王です。
花王はみなさん同じですね。
洗剤の「アタック」
スキンケアの「ビオレ」
健康飲料の「ヘルシア」
どれも馴染みある商品ばかり!
投資家にとっても
花王は非常に有名な企業です。
連続増配当が日本でぶっちぎりの一位だから。
33年連続増配であり、
2位はSPKの25年連続であり
30年以上の増配は花王だけです。
花王の概要はこちらです。
PER :42.3倍
ROE :8.6%
自己資本比率:57.5%
配当利回り :2.7%
配当性向 :80.0%
PERと配当性向がかなり高いのが
とても気になりますね。
ここも後で確認しましょう。
まずは配当金の推移から
14年~20年までは
毎年10円程度は上がっていいペースでした。
21年からは数円程度の増配当と鈍化しています。
配当性向が80%なので、
5年前と同じ増配ペースを維持できないと推定できます。
今後も増配するのか?
配当政策を確認してみましょう!
当社グループは、EVA(経済的付加価値)を経営の主指標としており、その視点で安定的に創出されるキャッシュ・フローの使途を下記のとおり明確に定めております。株主還元はその一部で、将来の資金需要や金融市場の情勢を考慮して実行しております。
キャッシュフローの使途
・将来の発展に向けての投資(設備、M&A等)
・安定的・継続的な配当
・自己株式の取得
減配はしないような政策は感じられます。
一方で
配当を出すには利益が必要です。
EPSの推移を確認しましょう。
EPSとは一株あたりの利益です。
・・・
・・・
18年をピークに5年間下がり調子です。
23年はピークの71%も減ったのは悲しい…
売上が悪い?儲けが悪い?
このあたり掘り下げてみます。
上のグラフは売上と利益の推移を示しています。
売上は減少していないものの
利益が2019年12月期から下がってます。
このトレンドが花王だけで起こるのか?
業界全体で起こっているのか?
このポイントが大事だと思います。
『ライオン』
『ユニ・チャーム』
が考えられます。
ライオンは20年のピークから40%減
ユニ・チャームは力強く上昇中でした。
売上は大きく減少しておらず
利益圧迫の原因は原材料の高騰を対応できていないことです。
花王・ライオンとユニ・チャームでの違いは
海外の売上比率が異なります。
後者は海外比率の方が多い状態です。
海外は原材料費に合わせて値上げできるので
ユニ・チャームの利益は圧迫されていません。
詳しくは9番目のユニ・チャームで説明します。
売上規模が大きくなると
海外セグメント比率も要チェックですね。
最後に配当利回りと株価を確認しましょう!
23年時点では株価は低く
配当利回りもある程度高い水準です。
JTのようにV字回復するのか
そのまま下がり続けるのか
詳しく分析して投資判断したいですね。
連続増配 :33年連続
配当性向 :80%で余力なし
配当政策 :安定・継続配当と明言
減配リスク:少し(利益減と配当性向…)
EPSの上昇:3年以上で右肩下がり
配当利回り:現在2.7% (平均2.1%)
個人的には
今は魅力的ではないです。
利益が改善されるまで待機です。
3. PPIH
次はPPIHです。
パン・パシフィック・インターナショナル・ホールディングスの略です。
PPIH?
何やっている会社?
一番わかりやすいのは
『ドン・キホーテ』です。
中部地方に多いスーパーで
『アピタ』『ピアゴ』もありますね。
PER :23.3倍
ROE :14.6%
自己資本比率:30.6%
配当利回り :0.7%
配当性向 :18.0%
配当利回りは少ないので
高配当株になるにはまだ先が長いですね。
ROEは10%以上で
利益効率はよさそうです。
それでは
配当金の推移を確認しましょう。
順調に伸びていますね。
PPIHは20期連続で増配しています。
一方で
高配当株と呼べるような4%の利回りになるには
今の成長率だと30年後ほど…
利回りの低さから
事業投資を重視する企業なのか?
配当政策を確認しましょう。
配当政策
すなわち、積極的な事業展開のもと、経営基盤の強化、さらに事業改革及び財務体質の強化を図ることにより、企業価値を高め、株主及び投資家の期待に応えていきながら、持続的な成長にあわせた株主の皆様への安定的な利益還元を行ってまいりたいと考えております。
成長投資で余ったお金で配当する方針ですね。
EPSも確認しましょう。
EPSも下がることなく
順調に伸びてきていますね。
10年以上の減少なしはスゴイ!
配当の観点では
利益が下がった時に減配するのかが
すごく気になるところです。
利回りと株価も見てみましょう!
利回りは0.7%ほどに落ち着いた水準です。
23年は株価も上がっており
今後も増配してくれるのかウォッチですね。
連続増配 :20年連続
配当性向 :18%で余力あり
減配リスク:あり(事業投資を重視)
EPSの上昇:10年以上右肩上がり
配当利回り:現在0.7%
高配当ではないですが
成長株として期待できますね。
4. 日本電信電話 (NTT)
次は日本電信電話(NTT)です。
日本の大手通信会社は
高配当株投資家によって注目度が高いですね。
特にNTTは大きなニュースがありました。
株式分割をなんと25分割にしています。
株価は100~200円程度となり
かなり購入ハードルが下がりました。
新NISAの取り込みを
狙っているかもですね。
ってことで全体の概要から
PER :11.4倍
ROE :13.6%
自己資本比率:34.2%
配当利回り :2.9%
配当性向 :33.7%
ROEも10%以上、
配当性向は余力があって
バランスがいい状態です。
それでは
配当金の推移から確認しましょう。
NTTは12期連続で増配しています。
きれいな右肩上がりで申し分ないですね。
これが配当政策として明言されているか?
減益した時でも増配してくれるのか?
ってことで
配当政策を確認しましょう。
配当政策
当社では、持続的に企業価値を高めるとともに、株主の皆さまに利益を還元していくことを重要な経営課題の一つとして位置付けています。株主の皆さまへの還元は、継続的な増配を基本的な考えとし、自己株式取得については、機動的に実施することとしています。内部留保資金につきましては、財務体質の健全性を確保しつつ、成長機会獲得のための投資や資本効率を意識した資本政策等に活用してまいります。
増配と明記されているのは頼もしいです。
次にEPSも確認しましょう。
右肩上がりで素晴らしいですね。
大手通信会社はどこも強いなと思います💡
最後に
今が買い時なのか利回りや株価を見ましょう。
コロナショック後のボトムから
株価は180%も上昇して調子がメチャすごい!
それに伴って
利回りは少し低い水準になっています。
とはいえ
利益体制や増配も期待できるので
積極的にないしろコツコツ投資はありですね💡
連続増配 :12年連続
配当性向 :33%で余力あり
減配リスク:小 (継続増配と明記)
EPSの上昇:10年以上右肩上がり
配当利回り:現在2.9%
5. 大和ハウス工業
5つ目は大和ハウス工業です。
ダイワハウス
積水ハウス
住友林業
トヨタホーム
パナソニックホーム
ヘーベルハウス
ミサワホーム
などが同業社ですね。
概要はこちらです。
PER :9.9倍
ROE :13.4%
自己資本比率:36.9%
配当利回り :3.4%
配当性向 :27.8%
ROEは10%以上で利益効率がよく、
高配当な利回りで期待できますね。
増配も13年連続で実施いただいてます。
高配当が長期的に続きそうか
配当金について掘り下げましょう。
まずは配当金の推移から。
19年から21年が苦しそうですが
増配の意思が伝わる推移ですね。
気になる配当政策を確認しましょう。
大和ハウス工業の配当政策
当社は、事業活動を通じて創出した利益を株主の皆様へ還元することと併せ、中長期的な企業価値の最大化のために不動産開発投資、海外事業展開、M&A、研究開発及び生産設備等の成長投資に資金を投下し、1株当たり当期純利益を増大させることをもって株主価値向上を図ることを株主還元に関する基本方針としております。
配当性向については、親会社株主に帰属する連結当期純利益の35%以上、かつ一株当たり配当金額の下限は130円として業績に連動した利益還元を行い、かつ安定的な配当の維持に努めます。
下限130円は23年3月期のことで
これを明言いただけるのは頼もしいです!
配当性向は35%未満で
減配するリスクは少なそうですね。
長期的に利益を出せるのか
EPSの推移も見ていきましょう。
上がり下がりがあるものの
5年10年単位で右肩上がりになっています。
配当政策に下限が書かれているとホッとしますね。
今の利回りと株価を見ると
23年はグッと株価が上がっています。
今は様子見でもいいかもしれませんね。
連続増配 :13年連続
配当性向 :28%で余力あり
減配リスク:小 (下限の明言あり)
EPSの上昇:一時減少も長期的に上昇
配当利回り:現在3.4%
大和ハウスは魅力的な銘柄ですね💡
6. KDDI
6つ目はKDDIです。
大手通信会社はどれも
高配当株投資で人気ありますね。
4つ目のNTTとの違いも確認すると
投資の判断力が高まりますね。
ってことで
まずは全体概要から。
PER :13.9倍
ROE :13.0%
自己資本比率:42.7%
配当利回り :3.1%
配当性向 :43.0%
ROEは10%以上で
配当り利回り、配当性向もいいですね。
増配も22年連続で実施いただいてます。
高配当を継続できるのか
配当金の推移も確認しましょう。
かなりキレイな右肩上がりの増配!
直近は毎年5円増配されてます。
配当政策はこちらの通りです。
配当政策
KDDIは、2002年度より21期連続の増配を実現しています。「配当性向40%超」と「利益成長に伴うEPS(注1)成長」の相乗効果により、今後も、持続的な増配を目指します。
安心できる言葉が並んでいますね。
ってことで
EPSの推移も確認しましょう。
EPSは一度も減少しておらず
企業体制が強いことがわかりますね。
もう少しさかのぼって
営業利益の推移も確認してみました。
驚くことに2007年3月期から
KDDIは一度も減益していないです。
高配当株投資として
人気な理由もわかりますね💡
私の投資銘柄としても
主戦力の一つです。
連続増配 :22年連続
配当政策 :配当性向40%以上
配当性向 :43%で余力あり
減配リスク:小 (増配と明言)
EPSの上昇:10年以上で連続上昇
配当利回り:現在3.1%
7. アサヒグループHG
ビールのスーパードライ
コーヒーのWONDA
十六茶やサイダー、カルピス
アサヒビールを中核とする持ち株会社です。
時価総額 :2.72兆円
PER :16.5倍
ROE :6.4%
自己資本比率:45.1%
配当利回り :2.1%
配当性向 :37.8%
配当利回りは2.1%で
もう少し高配当になってほしいところ。
配当性向はまだ余力ありで
今後に増配されるか確認しましょう。
15年連続増配していますね。
高配当株になるために
ちょっぴり配当金を上げてほしいなと欲がでちゃいます。
今後の配当政策を確認しましょう。
配当政策
配当性向35%程度を目途とした安定的な増配(配当性向は2025年までに40%を目指す)
明言されているのがいいですね。
配当性向40%をもうすぐ達成しそうです。
40%すぎたら減配リスクあり?
配当いただけるのも
利益に持続性があるからです。
ってことで
EPSの推移も確認しましょう。
17年からは横ばいですね。
このEPSを維持できるのか上昇するか
詳しく企業分析する必要がありますね。
連続増配 :15年連続
配当性向 :38%で余力あり
減配リスク:小 (増配を明言)
EPSの上昇:’17年から横ばい
配当利回り:現在2.1%
8. 富士フィルムHG
続いては富士フィルムです。
写真関連の会社?
私もそう思ってましたが
それ以上に幅広い事業やってました。
写真技術を横展開し
4つの事業領域に参入しています。
・ ビジネスイノベーション
・ マテリアルズ
・ イメージング(写真)
売上比率を見ると
富士フィルムのビジネスの上手さがわかりますね。
写真関連のイメージングより
ヘルスケアやその他事業も軸があり
ビジネス領域も偏っていないのがスゴイ!
時価総額 :3.34兆円
PER :14.3倍
ROE :7.9%
自己資本比率:45.1%
配当利回り :1.8%
配当性向 :23.8%
配当性向も余力があり
将来的に高配当株の期待できます。
配当金の推移を確認しましょう!
上昇率も10%以上とかなり高く
増配を続けてくれるのか気になります。
配当政策も確認しましょう。
配当政策
配当につきましては、連結業績を反映させるとともに、成長事業のさらなる拡大に向けたM&A、設備投資、研究開発投資など、将来にわたって企業価値を向上させていくために必要となる資金の水準なども考慮した上で決定いたします。また、その時々のキャッシュ・フローを勘案し、株価推移に応じて自己株式の取得も機動的に実施していきます。株主還元方針については、配当を重視し、配当性向30%を目標としております。
現時点で配当性向24%に対して
30%を目標なので増配されそうです。
30%を超えると減配リスクがあり
利益が増加していくのか見ていきましょう。
EPSも見てみましょう。
20年3月期のみ下がりましたが
キレイな右肩上がりですね。
その一方で配当政策として
成長事業への投資も積極的に行うので
利益が減少した時に減配するリスクはありそうです。
連続増配 :13年連続
配当性向 :24%で余力あり
減配リスク:あり(成長投資を明言)
EPSの上昇:ほぼ右肩上がり
配当利回り:現在1.8%
9. ユニ・チャーム
日本連続増配指数の上位銘柄
ランキングの9番目は
『ユニ・チャーム』です。
ユニ・チャームといえば
オムツが有名じゃないでしょうか。
ムーニーマンなど
その他にも超立体マスクも知られていますね。
2番目に紹介した
『花王』や『ライオン』が同業社です。
全体概要はこちらです。
PER :36.7倍
ROE :10.2%
自己資本比率:60.0%
配当利回り :0.8%
配当性向 :33.3%
花王でも感じましたが
PERがかなり高いです。
配当利回りは0.8%で
高配当株になるには
10年、20年はかかりそうですね。
どれだけ期待できるか
配当金の推移を見てみましょう。
22期連続で増配しており
配当性向33%も余力もありそうです。
増額および配当性向50%目標と
将来の期待値も見積もれますね。
配当政策
当社は、株主の皆様への利益還元を最も重要な経営方針のひとつと考え、そのためにキャッシュ・フローの創出による企業価値の向上に努めております。また、持続的な成長に向けた積極的な設備投資や研究開発投資などにより事業規模を拡大し、収益性を改善することによって、2023年までの3ヵ年を期間とする第11次中期経営計画においてはROE(親会社所有者帰属持分当期利益率)15%の達成を目標に掲げております。さらに、フリー・キャッシュ・フローの継続的な増加から、配当の安定的かつ継続的な増額を実施し、自己株式取得と合わせた総還元性向50%を目標に利益還元の充実を図っております。
企業の力強さもEPSで確認しましょう!
一部で下がる時があるものの
全体的に右肩上がりでいいですね。
ユニ・チャームだからの強みです。
ユニ・チャームの売上は海外比率が高く
原材料の高騰への対応もうまくできています。
高配当株になるには
時間がかかるものの期待できる銘柄ですね。
連続増配 :22年連続
配当性向 :33%で余力あり
減配リスク:小 (増額と明言)
EPSの上昇:ほぼ右肩上がり
配当利回り:現在0.8%
10. ニトリ
10番目に紹介するのは
『ニトリ』です。
「お、ねだん以上。」の
キャッチフレーズで有名ですね💡
まずは全体概要から
PER :20.1倍
ROE :11.4%
自己資本比率:75.2%
配当利回り :0.9%
配当性向 :17.3%
ROEが11.4倍と
小売業の中では水準が高いです。
配当利回りは0.9%と低く
高配当株になるには
まだまだ先が長そうです。
将来の高配当株となりえるのか
配当金を深堀りしましょう。
20年連続で増配しており
配当性向も17%もまだ余力ありです。
配当政策も見てみましょう。
配当政策
当社は、株主の皆様の負託に応え、将来にわたり安定的な配当を実施することを、経営の重要政策と考えております。内部留保資金につきましては、今後予想される小売業界における競争の激化に対処すべく、経営基盤の更なる充実・強化のための有効投資に活用する方針であります。
安定的な配当を実施するとのことです。
今は成長フェーズで
経営基盤の強化していくかなと推測しています。
経営基盤が利益に反映できているか
EPSの推移も確認しましょう。
直近の上昇率が減っているので
これから先も上昇するかを見続けないといけませんね。
連続増配 :20年連続
配当性向 :17%で余力あり
減配リスク:あり (経営基盤を強化)
EPSの上昇:右肩上がり
配当利回り:現在0.9%
まとめ
今回は
高配当株投資探しに
日経連続増配当指数の銘柄を解説しました。
2023年6月に公表された
新しい指数で昨今着目されていますね。
結論はこちらです。
豊田通商 | 花王 | PPIH | NTT | 大和ハウス | KDDI | アサヒ | 富士フィルム | ユニ・チャーム | ニトリ | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
連続増配 | 13年 | 33年 | 20年 | 12年 | 13年 | 22年 | 15年 | 13年 | 22年 | 20年 |
配当利回り | 2.7% | 8.6% | 0.7% | 2.9% | 3.4% | 3.1% | 2.1% | 1.8% | 0.8% | 0.9% |
配当性向 | 25% | 80% | 18% | 34% | 28% | 43% | 38% | 24% | 33% | 17% |
配当政策 | 増配 | 安定 | 安定 | 増配 | 下限あり | 増配 | 増配 | 配当性向30% | 配当性向50% | 安定 |
減配リスク | 小 | 中 | 中 | 小 | 小 | 小 | 小 | 中 | 中 | 中 |
ROE | 13.5% | 8.6% | 14.6% | 13.6% | 13.4% | 13.0% | 6.4% | 7.9% | 10.2% | 11.4% |
EPS | 直近上昇中 | 5年減少中 | 10年連続上昇 | 右肩上がり | 右肩上がり | 10年連続上昇 | 横ばい | 右肩上がり | 右肩上がり | 右肩上がり |
投資したい銘柄も
見つかりそうですね。
高配当株投資する人が増えてきましたね。
・ 何もせずともお金が入ってくる
・ 収入のめどがわかる(成長株より)
・ 値動きがおとなしい(成長株より)
といったメリットがあります。
高配当株投資は
長期的に安定した銘柄を探すのが
非常に難しいのがデメリットです。
きちんと知識を得れれば
少しずつ不労所得を得られるチャンスは目の間に転がっています。
金のニワトリを探しましょう🔥
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